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ツジムラ専務ブログ

◎2011年4月19日

網代(あじろ)

大工さん達と天井材について話をしているうちにビニールクロスが普及する前の材料は?との話題になりツジムラの祖父の代によく使っていた材料の切れ端が今でもあることがわかりました。
写真がその材料ですが、網代(あじろ)といい、へぎ板を主材として杉皮、桧皮、竹の皮などを使って各種の模様に編んだものです。
一般的に使う川で魚を捕る竹や木を編んだ網に似ていることからその名が付いたようです。
編み方にも写真のような縦横直角に織り込んだ市松、斜めに織り込む
矢羽根、縦横直角に織り模様を表わした石畳などがあります。
昔からの手法だから古いのではなく、使われることが少なくなったため却って希少で珍しく、デザイン的にも現代の建物のある部分にはマッチすると思います。


 
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