までいな家
庄内から約220㎞、車で3時間半。阿武隈山系北部に位置する福島県相馬郡飯舘(いいたて)村、人口約6000人の高原に開けた美しい村は早くから公共施設の高気密高断熱化に取り組んでいる希有な自治体だ。 (写真は高気・高断熱仕様の公営住宅。緩やかな斜面に沿って見事な景観を構成する)
平成10年の村営住宅から始まり特別養護老人ホーム、小学校、社会福祉施設、そして現在は環境省の21世紀環境共生型モデル事業としての補助を受け標題の住宅「までいな家」が建設中だ。新住協の会員が設計監理に関わっている関係から現場見学会が開催され、絶好の機会とばかりに参加して来たのである。
高気密・高断熱の仕様はそれぞれ工夫が見られ、細部の納まりを熱心に観察。防蟻対策も考えられており先輩会員の技術の高さに感心する。
環境共生等については「飯舘村」のホームページに詳しく載っているので参照されたい。ECOに対しての様々な試みがなされています。
夜は南相馬市(旧原町市)でアンコウと寒魚を食する懇親会に参加。皆さんの建築への厚い思いに触発される。自分も早く追いつかねば。